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アルミ板、どう頼むのが正解?——材質の選び方と、定尺・大板・切板発注のポイント

重ねて保管されたアルミ板と切断されたアルミ板が並ぶ倉庫のイメージ

「アルミ板を〇枚」とご依頼いただく際、板厚と材質は決まっていても、板のサイズや切り方までは決まっていないことがよくあります。しかしアルミ板は、どのサイズの板から切り出すかによって、歩留まり(材料のムダの少なさ)やコスト、納期が大きく変わります。

本コラムでは、アルミ板の代表的な材質と、定尺板と大板の違い、切板で発注する際に確認しておきたいポイントをご紹介します。

アルミ板の代表的な材質

アルミ板には用途に応じて複数の材質があります。建材や一般的な加工品でよく使われるのは、次の4つです。

材質 系統 特徴 主な用途の例
A1100 純アルミ系 加工性・耐食性が良い。強度は低め 化粧板、反射板、銘板、軽い板金品
A3003 Al-Mn系 A1100より少し強く、加工性も良い 建材の板金、カバー、容器
A5052 Al-Mg系 中程度の強度と優れた耐食性。板材の代表的な汎用材 建材、パネル、架台のプレート、機械カバー、船舶・車両部品
A6061 Al-Mg-Si系 熱処理によって高い強度が得られる。T6材などは切削加工用にも広く使われる 構造部品、治具、ベースプレート

一般的な板金加工や建材用途で迷った場合は、強度・耐食性・加工性のバランスが良いA5052が有力な候補になります。曲げ加工性や成形性を重視する場合はA1100・A3003など、強度や切削加工性を重視する構造部品にはA6061などが候補になります。実際の選定では、調質や加工条件もあわせて確認しましょう。

また、同じ材質でも「H34」「T6」などの調質(加工硬化や熱処理による状態の違い)によって、強度や曲げ加工性が変わります。図面には「A5052-H34」のように調質まで明記しておくと、見積条件がそろいます。

定尺板と大板の違い

アルミ板には、メーカーや材質などに応じた標準寸法の「定尺板」があり、代表的なサイズには次のような呼び方があります。

  • メーター板:1,000×2,000mm
  • シハチ(4×8):約1,220×2,440mm、1,250×2,500mm など
  • ゴトウ(5×10):約1,525×3,050mm

※実際の寸法や取り扱いの有無は、メーカー・材質・板厚によって異なります。

このほか、定尺より大きな「大板」もあります。建材のパネルや大型のカバーなど、定尺では寸法が足りない部材や、継ぎ目を減らしたい部材に使われます。また、1枚の大板から複数の部材を効率よく切り出せる場合もあり、部材の寸法によっては材料のムダを減らせます。

ただし、大板は流通量が少なく、材質・板厚によっては取り寄せに時間がかかることもあります。必要な寸法と枚数がわかった段階で、在庫の有無を早めに確認することが大切です。

切板で発注するときの確認ポイント

1. 仕上がり寸法と許容差を伝える

切断後の寸法(仕上がり寸法)と、どの程度の誤差まで許容できるかを伝えましょう。切断方法によって精度や切り口の状態が変わるため、組み付けの都合で精度が必要な場合は、その旨を事前に伝えておくと安心です。

2. 表面の保護と仕上げを決めておく

化粧面として使う場合は、保護フィルム付きの板を選ぶ、キズの許容範囲を決めておく、といった配慮が必要です。アルマイトや塗装を後から行う場合は、表面処理に適した材質かどうかも合わせて確認しましょう。

3. 板取りを前提に、寸法と枚数をまとめて相談する

複数の寸法の部材がある場合は、まとめて相談すると、1枚の板からムダなく切り出す「板取り」を考えやすくなります。部材ごとに別々に手配するより、材料費を抑えられることがあります。

アルミ板の調達もユニテックにご相談ください

アルミ板は、材質だけでなく、板のサイズや切り方まで含めて考えることで、コストと納期を最適化しやすくなります。寸法や材質が決まりきっていない段階でも問題ありません。

ユニテックは日鉄物産グループの非鉄金属商社として、アルミ材料を中心とした非鉄産業用資材を取り扱っています。規格サイズ以上の大板を在庫しており、ご希望のサイズへの切断にも対応しています。納期や発注量についても、柔軟にご相談を承ります。

「この部材ならどの材質・どのサイズの板が良いか」「まとめて切り出してコストを下げられないか」といったご相談も歓迎です。まずはお気軽にお問い合わせください。

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